今回はこの番組と記事に関して話そう:
BBC - Stacey Dooley Investigates: Young Sex For Sale In Japan - Media Centre
BBC Reporter Claims Anime and Manga Promotes Pedophilia
この数週間、児童性愛者がイギリスのニュースに頻繁に出てくる。
もちろん児童性愛者は異常であり、成長過程の子供と性行為をするのは間違っている。
ただ、メディアで頻繁に取り上げられることに対してひっかかる。
抑止力効果があるのかもしれない。
しかし、頻繁に出すぎるものには洗脳に近いものを感じてしまう。
この抱いている疑問にすごくよく当てはまるのがBBC 3で放映されたYoung Sex for Sale in Japanというタイトルの番組である。
過剰な白黒
BBC記者、Staceyは黒だと証明したいが故に他の意見を無視する。
それは彼女の仕事上、ある程度はしょうがないかもしれない。
しかし、番組はそれをあたかも真実のように報じるのは問題である。
そしてこれは児童性愛者のニュースに限ったことではないからこそ疑問を抱く。
過剰に白黒をつけ、それを人々のスタンダードにするメディア。
それは怖い事だと思う。
実際、捕鯨でも同じような現象があった。
1~2週間、ずっとちょこちょこと捕鯨がどれ程残酷非道なものかを報道し続ける。
そのうち、有名人も反対の声を上げ、捕鯨という話題で大いに盛り上がる。
しかしその報道にどれだけの抜け落ちた真実・見解があるだろうか。
一方的に黒を押すという事は、白を示すものを排除する事と一緒。
しかし大衆はそれに気付かず、報道されているものに賛同するだけ。
やはり洗脳でしょ?
思想・モラルの植え付け
それだけではなく、他に植え付けているものがある。
それは関連性を作らせるもので、以下のような流れになる:
日本での残虐な捕鯨を報道する
↓ 報道が続き
日本は残虐な事を行う国家だ。
という思想をも植え付けるのだ。
日本人に対する偏見を抱かせている。
Young Sex for Sale in Japanの番組ではこうだ:
児童性愛者は人間じゃない
↓
日本は児童性愛者を育んでいる
↓
日本は野蛮
(僕ら“正常”な人種とは違う)
児童性愛者が非人道的であると報道されている最中だと余計効果的であろう。
対策
Staceyが取材した野上武志さんは漫画家で、有名アニメのキャラクター原案もしている人。
彼のTwitterで色々うまくまとまっていて、対策案も的を射ていると思う。
野上武志 Takeshi NOGAMI (@takeshi_nogami) | Twitter
あとそこにも書いてあるが、この番組はBBC 3のものであるため、BBC自体の印象を悪くしないで欲しい。
BBC 3のターゲットは16-34歳という比較的若い層向けであり、インターネット配信しかしていないのだ。
BBC本家の動物や自然を題材にしているドキュメンタリーは本当に素晴らしい。
結論
まず、普段の生活で目にするものすべてが真実だと思わないで欲しい。
メディアに対し、ある程度の疑いの目は必要なのだ。
Staceyのような人間は珍しくない。
自分の意見の一点張りで他の声に耳を貸さない人。
身の回りにいるかもしれないし、それは自分であるかもしれない。
人間に強い意見があるのは当然だが、他の意見や見解を理解しようとしないのは愚かだ。
そういう人にならないようにするために一つの提案がある。
常に素直な気持ちでいるように心がけよう。
これはリラックスしている状態であり、人の意見も受け入れられる体勢である。
ただこれは相手の事を聞くだけで意見を言わないということではない。
相手に言わせ、
肯定できる所があれば肯定し、
その上で他の意見も提示する。
いかかでしょうか?