映画はたいぶ前に見て、やっとこさ漫画も読む気になった。
映画と漫画。両方それぞれの良さがあった。
でもエンディングは漫画の方であるべき!!!
hamuhamukun、ああいう○年後的なのとか好きなのよ~。
中盤の雰囲気に戻って良かった。
あと良い言葉もあった。
特に最後の!
“この扉の向こうにあるのは
きっとつらい過去だ。
でももう一つある可能性だ。
それはいつだって開くことができる。
生きてる限り”
物語であった出来事も含めて、
すごくうまく言ってる。
でもあえて言うよ。
この主人公クソ。
まじで最低。
最低な主人公
hamuhamukunは映画から見ました。
原作からだったらそこまで強く思わなかったかもしれない。
でも気付いてないかなー?
石田って小学校時代と同じ事を高校で繰り返してんだよ!!
そしてそれが硝子を自殺に追い込んだ。
ちょっくら説明しよう。
小学時代:
みんなを巻き込んで硝子をいじめる
主犯が石田だとばらされ後、島田、広瀬と植野との友人関係はきれる
硝子、転校
高校(橋の上にて):
それぞれに悪態を吐くことでみんなを巻き込む
一つのグループを作っていたのにバラバラになる
硝子、自殺をはかる
原作だとこれは最終巻で緩和される。
だが映画ではこの橋のシーンが強いまま終わる。
しまいに、映画エンディングの石田は気持ち良く耳澄ましてる。
まじでイラッとする良い表情。
こんな学習能力ない主人公いるかって思うよ。
しかも2回目なのに無自覚な上、
まさかの、
“どっか遊びに行こうか”。
からの
“その笑顔があれば俺はそれでいい”
クズ過ぎるー。
自分がいじめてた張本人だという罪の意識皆無、
悔い改める気も皆無。
同じ過ちを繰り返す、本当に最低な主人公。
そして人と向き合うこと、“聞く”事を決めた主人公。
最終巻の硝子が東京に行くと言った時の反応。
“…とうきょう?
”
おいおい、やっぱあんま変わってないやん!
それが嬉しそうに推薦状をみせる子に対する反応かよ。
聲を聞く事はどうした!
でも最終的にはこの二人は良いカップルなんだよね。
だって硝子は何故か小学時代からずーーーっと石田が好きなわけで、
彼女のその一途な気持ちは変わらない。
彼も彼女をすごく大切に思っている。
でもめちゃくちゃ皮肉だよなー。
あのいじめがあったからこの二人は一緒なんだよね。
障害者じゃなかったら石田は硝子に興味を持たなかった。
そしていじめていなかったらまた硝子と再会することはなかったのだから。
一番魅力的なキャラ
ちょっとこれも話したい。
とりあえず、
愛すべきバカ、愛らしい色黒ロリ、一番まともな妹、おばあちゃん(涙)は外しといて、
いじめに関わっていた人物から選ぼう。
やっぱり植田になるな!!
まあ、見た目が好きっていうのもあるが、
良くも悪くもすごくストレートな人間。
そしていじめをきっかけに変わったと思うから。
この子はちゃんと自分がやっと事に対して反省をし、
向き合うことをしていた。
だからこの言葉で“おー、やっぱそうだよね”ってなった。
事実でしょう。
ただこの子の一つ、
でもおーーーーきな玉に瑕は
ヒステリック・情緒不安定なところ。
本当に残念。笑
これを克服できればわりといい女なんだけどなー。
そして好きなキャラだからというのもあるが、
前半、ずっーーと×がついたままだったのがカワイソウだった。
石田の事が好きなのに。。(涙)
あともう一人変わった人物。それは佐原。
この子の変わりようはすごい!!
植田みたいにいじめ側ではないから
本当はそこまで後悔することはないんだけど、
この子は強くなった~。
あとすごく明るくなった。
でもまあそれは置いといて、
このいち早く過去に向き合った二人が仲良くなって、
自主ブランドを立ち上げるという話は嬉しい限りでしたな~。
総合評価
原作も読んで本当に良かった!!
主人公があんなにクズじゃなかったら尚良かったのにな~。
ってか原作者が石田に感情移入して欲しいって言っていたが無理だから。笑
コイツに感情移入なんかしたらダメ人間になると思うぞ。
上記に目をつぶれさえできればこれは、
他人と関わるのがどれほど素晴らしいことになり得ることを教えてくれる、
希望溢れる作品だ。
最終巻は名言も多い。
映画しかみてない人は是非是非7巻だけでも購入して欲しい。